ここでは、フォームの大きさ(サイズ)を固定して、変更できないようにする方法を紹介します。
なおフォームのサイズを制限する方法は「フォームのサイズを制限する」で、フォームの最大化、最小化を防ぐ方法は「フォームを最大化、最小化できないようにする」で説明しています。
フォームのFormBorderStyleプロパティをNoneかFixed...(FixedSingle、Fixed3D、FixedDialog、FixedToolWindow)にすると、フォームのサイズをユーザーが変更できないようになります。FormBorderStyleプロパティを変更すると、フォームの境界線やタイトルバーの外観が変わります。どのように変わるかは、「フォームの境界線スタイルを指定する」をご覧ください。
ただし、プログラムでフォームの大きさを変更することはできます。また、フォームを最大化、最小化することもできます。
以下の例では、フォーム(自分自身)のFormBorderStyleプロパティをFixedSingleにして、ユーザーがサイズを変更できないようにしています。
'ユーザーがサイズを変更できないようにする '最大化、最小化はできる Me.FormBorderStyle = FormBorderStyle.FixedSingle
//ユーザーがサイズを変更できないようにする //最大化、最小化はできる this.FormBorderStyle = FormBorderStyle.FixedSingle;
MinimumSizeプロパティでフォームの最小サイズを、MaximumSizeプロパティでフォームの最大サイズを設定することができますが、この両方を同じサイズにすれば、フォームのサイズを変更できなくなります。
この方法ではフォームを最大化しても大きさは変わりませんが、フォームを最小化すると普通にタスクバーに収まります。
以下の例では、フォーム(自分自身)のサイズを現在のサイズで固定するようにしています。
'最大サイズと最小サイズを現在のサイズに設定する Me.MaximumSize = Me.Size Me.MinimumSize = Me.Size
//最大サイズと最小サイズを現在のサイズに設定する this.MaximumSize = this.Size; this.MinimumSize = this.Size;
フォームのサイズが変更された直後に、フォームのサイズを元に戻すという方法も考えられます。この方法は「フォームのサイズを制限する」の「サイズ変更後に修正する方法」と同じですので、詳しくはそちらをご覧ください。
また、フォームのサイズがユーザーによって変更されている時に送られてくるWM_SIZINGメッセージを使用するという方法もあります。この方法も「フォームのサイズを制限する」の「WM_SIZINGメッセージを利用する方法」と同じですので、詳しくはそちらをご覧ください。
注意:この記事では、基本的な事柄の説明が省略されているかもしれません。初心者の方は、特に以下の点にご注意ください。