フォームの透明度をフォームのOpacityプロパティで指定できます。指定できる値は、0.0(完全に透明)~1.0(完全に不透明)の間です。ただし、透過的なフォームはWindows2000以降でだけサポートされているため、Windows98などでは無視されます。
次の例ではButton1をクリックすることにより、フォームのウィンドウ全体が徐々に消えて、また徐々に現れます。
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click '徐々に消えて、また現れる Dim i As Integer '徐々に消える For i = 10 To 0 Step -1 'フォームの不透明度を変更する Me.Opacity = 0.1 * i '一時停止 System.Threading.Thread.Sleep(100) Next '徐々に現れる For i = 0 To 10 'フォームの不透明度を変更する Me.Opacity = 0.1 * i '一時停止 System.Threading.Thread.Sleep(100) Next End Sub
private void Button1_Click(object sender, System.EventArgs e) { //徐々に消えて、また現れる //徐々に消える for (int i = 10; i >= 0; i--) { //フォームの不透明度を変更する this.Opacity = 0.1 * i; //一時停止 System.Threading.Thread.Sleep(100); } //徐々に現れる for (int i = 0; i <= 10; i++) { //フォームの不透明度を変更する this.Opacity = 0.1 * i; //一時停止 System.Threading.Thread.Sleep(100); } }
補足:フォームをOpacityプロパティで半透明にすると、はじめの一瞬、フォームが黒くなることがあります。これに対する有効な対処法は現在見つかっていません。
注意:この記事では、基本的な事柄の説明が省略されているかもしれません。初心者の方は、特に以下の点にご注意ください。