静的メソッドのCursor.Hideメソッドを呼び出すことで、マウスポインタ(カーソル)を消すことができます。この時カーソルが消えるのはカーソルがアプリケーションのフォームまたはコントロールの上にある時だけで、カーソルがアプリケーションの外に出ると表示されます。また、カーソルは消えるだけで、クリックなどの操作はできます。
Cursor.Hideメソッドで消したカーソルは、Cursor.Showメソッドで再び表示することができます。
以下の例では、PictureBox1の上にカーソルがある時にカーソルを消すようにしています。
'PictureBox1のMouseEnterイベントハンドラ Private Sub PictureBox1_MouseEnter(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles PictureBox1.MouseEnter 'PictureBox1内でカーソルを非表示にする System.Windows.Forms.Cursor.Hide() End Sub 'PictureBox1のMouseLeaveイベントハンドラ Private Sub PictureBox1_MouseLeave(ByVal sender As System.Object, _ ByVal e As System.EventArgs) Handles PictureBox1.MouseLeave 'PictureBox1から出たらカーソルを表示にする System.Windows.Forms.Cursor.Show() End Sub
//PictureBox1のMouseEnterイベントハンドラ private void PictureBox1_MouseEnter(object sender, EventArgs e) { //PictureBox1内でカーソルを非表示にする System.Windows.Forms.Cursor.Hide(); } //PictureBox1のMouseLeaveイベントハンドラ private void PictureBox1_MouseLeave(object sender, EventArgs e) { //PictureBox1から出たらカーソルを表示にする System.Windows.Forms.Cursor.Show(); }
このような方法以外に、透明なカーソルイメージを用意しておき、Cursor.CurrentプロパティやControl.Cursorプロパティなどに設定するという方法もあります。これらのプロパティに関しては、「フォームやコントロールのマウスポインタ(カーソル)を待機状態にする」をご覧ください。