注意:セットアッププロジェクトはVisual Studio 2012からサポートされなくなりました。
環境変数に変数を追加、変更、削除するには、Windows InstallerデータベースのEnvironmentテーブルを使います。このEnvironmentテーブルはVisual Studioで操作できませんので、Orcaなどを使って編集する必要があります(さもなくば、カスタムアクションを使うことになるでしょう)。ここでは具体的に環境変数Pathにインストールしたパス([TARGETDIR])を追加する方法を説明します。
まずMSIファイルをOrcaで開きます。そして、Environment Tableに次のような行を追加します。なお詳しくは、ヘルプをご覧ください。
補足:NT系OSではName列の先頭に「*」を付けるとシステム環境変数に書き込まれ、付けないとユーザー環境変数に書き込まれます。詳しくはヘルプのRemarksをご覧ください。
またComponentテーブルに次のような行を追加します。
さらにFeatureComponentsテーブルに次のような行を追加します。
これで保存すればOKです。
逆に、環境変数の値を取得するには、「[%(環境変数の名前)]」のようにします。例えばカスタム動作のCustomActionDataプロパティにより環境変数Pathを取得するには、CustomActionDataに「[%Path]」と指定します。
(この記事は、「.NETプログラミング研究」の第59号で紹介したものを基にしています。)
注意:この記事では、基本的な事柄の説明が省略されているかもしれません。初心者の方は、特に以下の点にご注意ください。