複数行テキストボックスでEnterキーを押すと、同じフォームに既定ボタン(AcceptButton)が指定されている時は、デフォルトでそのボタンがアクティブになります(AcceptButtonが指定されていない時は改行されます)。このような時に改行を行うには、Ctrlキーを押しながらEnterキーを押す必要があります。
もしこのようなケースでもEnterキーだけで改行をしたいならば、テキストボックスコントロールのAcceptsReturnプロパティをTrueにします(RichTextBoxにAcceptsReturnプロパティはありません)。
また、複数行テキストボックスでTabキーを押すと、デフォルトでは次のコントロールにフォーカスが移動し、タブ文字は入力されません。タブ文字を入力できるようにするには、テキストボックスコントロールのAcceptsTabプロパティをTrueにします。なお、AcceptsTabプロパティをTrueとした時に次のコントロールにフォーカスを移すには、Ctrlキーを押しながらTabキーを押します。
'TextBox1での複数行入力を可能にする TextBox1.Multiline = True 'Enterキーで改行するようにする TextBox1.AcceptsReturn = True 'Tabキーでタブ記号が入力されるようにする TextBox1.AcceptsTab = True
//TextBox1での複数行入力を可能にする TextBox1.Multiline = true; //Enterキーで改行するようにする TextBox1.AcceptsReturn = true; //Tabキーでタブ記号が入力されるようにする TextBox1.AcceptsTab = true;
注意:この記事では、基本的な事柄の説明が省略されているかもしれません。初心者の方は、特に以下の点にご注意ください。