総合的にみて一番のおすすめは何といってもVisual Studio Installerである。Visual Basicへの対応具合や総合的な機能など申し分ない。これからWindows Installerが主流になるであろうことを考えても間違えのない選択であろう。
それではVisual Studio Installer(というかWindows Installer)には欠点がないのだろうか。私は気になることとして次の2点をあげたい。
これは最大の欠点であろう。パッケージにWindows Installerをインストールするためのファイルを付加することもできるが、これが約2.5MBあるため、これをつけてインターネットで配布するのは現実的ではない。
Windows Installerは初心者の人には便利(あるいは安全)であっても、そうでない人には余計だという機能もあるようだ。このような機能を嫌う人はWindows Installerを使いたがらないだろう。
上記のような理由によりVisual Studio Installerを使いたくないという人は何を使えばいいだろうか。
まず、安全性、確実性を重視したいなら、ディストリビューションウィザードを使うのがいいだろう。ただ先に述べたようにディストリビューションウィザードにも数々の問題点がある。このような点を気にする人はここで紹介したことを参考にして配布するソフトにあったインストーラを選ぶのがよいだろう。私個人の意見としては、どんなソフトの配布にも適しているだろうというところで、Inno Setup、Begin! Setup 200x、簡単インストーラがおすすめである。