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ドボンの遊び方 - 具体例

具体的なゲームの流れ

  • ドボンのゲームの流れを具体的に説明します。ここでは説明を簡単にするために「ひできさん」と「なおきさん」の2人だけの対戦とします。しかし通常のドボンでは2人だけでプレーするということはめったにありません。
  • ★が付いているプレーヤーが順番のプレーヤーです。

1.ジョーカーを除いたトランプを用意し、よく切った後、カードを各プレーヤーに4枚ずつ配ります。

★ひできうらうらうらうら
なおきスペードの2ハートの8ハートのQダイアのQ

2.山から場にカードを一枚出します。「クラブの4」が出ました。

★ひできうらうらうらうら
クラブの4
なおきスペードの2ハートの8ハートのQダイアのQ

3.親からカードを出していきます。(親は適当に決めてください。ここではひできさんが親とします。)ひできさんが「クラブの7」を出しました。

ひできうらうらうら
クラブの7
★なおきスペードの2ハートの8ハートのQダイアのQ

4.なおきさんの番です。「クラブの7」と同じ数字あるいはマークのカードがありませんので、山から1枚カードを引きます。「クラブの3」が来ました。場のカードと同じマークのクラブですが、順番がひできさんに移っているため、今出すことはできません。

★ひできうらうらうら
クラブの7
なおきスペードの2ハートの8ハートのQダイアのQクラブの3

5.ひできさんの番です。ひできさんもカードを1枚引きました。しかし引いてきたカードが場のカードと同じ数字の「ダイアの7」だったため、そのままそのカードを場に出すことができました。場のカードと同じ数字のカードはいつでも出すことができるのです。

ひできうらうらうら
ダイアの7
★なおきスペードの2ハートの8ハートのQダイアのQクラブの3

6.なおきさんの番です。「ダイアの7」と同じマークの「ダイアのQ」が出せます。しかも「ダイアのQ」と同じ数字の「ハートのQ」も同時に出すことができます。そこで、「ダイアのQ」を下、「ハートのQ」を上に重ねて場に出します。これで相手が13(2+8+3)を出した時にドボンをすることができるようになりました(これを「ドボン態勢に入った」といいます)。

★ひできうらうらうら
ハートのQ
なおきスペードの2ハートの8クラブの3

7.ひできさんの番です。何と「ハートの2」を出してきました。

ひできうらうら
ハートの2
★なおきスペードの2ハートの8クラブの3

8.場に2が出された時は次のプレーヤーは2以外のカードは出せません。運良くなおきさん「スペードの2」を持っていますので、これを出しましょう。

★ひできうらうら
スペードの2
なおきハートの8クラブの3

9.ひできさんは2のカードを持っていませんでしたので、山からカードを4枚引きました。(もしひできさんがここで2を出していたら、なおきさんは8枚カードを取らなければならない所でした。)2のカードでカードを引かされた時は、カードを引いた後も順番が次のプレーヤーに移らないため、ひできさんがカードを出すことができます。

★ひできうらうらうらうらうらうら
スペードの2
なおきハートの8クラブの3

10.なんとひできさんは懲りずにここでも「ダイアの2」を出してきました。

ひできうらうらうらうらうら
ダイアの2
★なおきハートの8クラブの3

11.なおきさんはここではカードを8枚取る必要はなく、2枚だけ取ります。「ハートの5」と「ダイアの8」が来ました。

ひできうらうらうらうらうら
ダイアの2
★なおきハートの8クラブの3

12.まだなおきさんの番です。ここでは「ダイアの8」と「ダイアの8」をいっぺんに出すことにします。この時「ダイアの8」を下にすることを忘れずに。

★ひできうらうらうらうらうら
ハートの8
なおきクラブの3

13.ひできさんは「スペードの8」を出してきました。ドボンチャンス到来!

ひできうらうらうらうら
スペードの8
★なおきクラブの3

14.場のカードの数字が8で、なおきさんの手札の数字の合計は5+3=8ですので、ドボンができます。今すぐにでもドボンをしたい所ですが、どのカードを一番上にしてドボンをすべきか考えてみましょう。相手のカードの枚数は4枚ですので、「クラブの3」をドボンされることはあり得ません。それに比べ「ハートの5」は、ドボンされる可能性がないとはいえません(相手のカードが1、1、1、2の時のみですから、その可能性はかなり低いですが)。よってここでは安全に「クラブの3」を一番上にして、ドボンします(すべての手札を場に出します)。この時「ドボン!」のかけ声も忘れずに。

ひできうらうらうらうら
クラブの3
なおき

15.ひできさんは現在の手札でドボンをすることができませんので、勝負が決まりました。負けたひできさんは次回からはじめに配るカードの枚数(「配り枚数」と言います)が2枚増えて6枚となり、勝ったなおきさんは4枚のまま変わりません(なおきさんの配り枚数が6枚以上だった時は次回からは2枚減ります)。また、配り枚数が12枚の時に負けてしまった時はさらに2枚増えることなく、次回から4枚に戻り、その代わり周回が1つ増えます。次回勝ったとしても周回は減ることがありません。

16.新たによく切ったカードを配り、ゲームを続けます。ゲームは決められた時間、あるいは、ゲーム数になるまで続けらます。最終的には周回と配り枚数で順位を決定し、これらが一番少ないプレーヤーが一位となります。


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